認知されたいオタクと義務感の話

 

 

 

 

 

 

 

オタク用語で、自分の応援している人に自分のことを知ってもらえている=名前と顔が一致している、ということを認知と言うのですが、大体のオタクは認知を欲しがります。
もちろん認知が欲しくなくて、永遠に大勢の中の1人でいたがる人も多少はいるのですが、やっぱりだいたいのオタクはどちらかと言えば認知を欲したことのある側になるのだと思います。

 

認知が欲しいっていう動機はいろいろあると思います。本人が好きだから、という大元は一緒なのですが「好きな人に自分のことを知って欲しい」という動機もあれば、「周りのオタクが認知されてて羨ましいから」という動機もあると思いますし、なんなら「繋がりたい」っていう動機もないわけではないと思います。オタクから繋がろうとするのは愚策だと思いますが

 

 


わたしも前現場で認知をもらった時は少なからず喜んだ記憶があります。そもそもそんな少数現場にいたことがなくて、応援している人に自分のことを認知して貰えるという認識すらなかったことが一因だとは思うのですが、確かに認知されれば向こうの態度は多少変わります。

 

 

知らない人って、向こうからは自分のオタクかどうかはわからないじゃないですか。ソロイベならまだしも普通の舞台や大人数でのイベントだったら、客席にいる知らない人一人一人を誰のオタクだって判別することは不可能に近いです。だから、向こうも下手な反応は取れないんですね。「次の舞台見にいきます」「ありがとう」、「かっこいいです」「ありがとう」、「プレゼント入れておきました」「ありがとう」、それだけなんですよ。じゃあ認知されてる人がそれだけじゃないかっていうと、人によりけりだとは思います。某俳優のように誰にでも平等な人は、新規も古参にも全く同じ反応を返すからです。でもまあ相手も人間ですから、そう平等にもいられないんですよ。それに、少数現場になればなるほど認知に対するある程度の「釣り」というのは重要になってきます。

 

俳優の対応の良さが全て釣りだとは言いません。むしろ、本人の優しさとか、感謝の気持ちがそういう行動に現れているという方が圧倒的に多いです。
どれだけ厄介な子でも、自分が認知するほど長くとか、たくさん応援してくれている人に対してはやっぱり感謝が先にくるからだそうです。そういう気持ちがあって、オタクに対して「いつもありがとう」と言ったり、客席でオタクを見つけた時に反応したりするわけです。

オタクはそれを欲しがりますが、そういった感謝の気持ちが欲しいというよりは、単純にその行動を一瞬でも自分に向けて欲しくて、一瞬でもその心にいたいのだと思います。好きな人に自分のことを考えて欲しい、単純なことですよね。

 

 


ただ、実際わたしがそうやって前現場で認知をもらって思ったのは、どうして認知が欲しいのだろうか?ということでした。こんなに認知が欲しい動機に対して肯定的に述べておいてなんなのですが、そういう理解をした上で、認知が欲しい理由がわからないのです。
認知ってそんなにいいものですか?
一度何かを手にした人には手にしたことのない人の気持ちはわからないってそういうことかもしれませんが、そもそもオタクをする上で、相手(応援している人)に深入りすることがいいことだと本当に思えないんです。好きな人のことは知りたい、そういう気持ちもわかりますが、それがオタクに適用されない気がしてなりません。

深入りするって、知りたかったことを知ることですが、知りたくなかったことをそれ以上にたくさん知ることです。相手が踏み込ませまいとしているのには理由があります。綺麗な面を見せるのが芸能人であって、その裏を見せるのは舞台裏を見せるのと同様だからです。
知っていることが必ずいいことではないし、逆を返せば無知が常に罪になるわけでもありません。むしろオタクってある程度無知で、お花畑でいる方がやりやすいと思います。オタクは趣味で、単なる趣味にそこまで精神を削る必要はないからです。

 

 


認知の話とは少しズレましたが、わたしは多分、オタクにおいて認知を望んでいる人の、最終目的がわからないのだと思います。認知されて何がしたいとかではなくて、単純にその称号が欲しいということなのかもしれませんが、他のオタクとは違う、特別扱いをしてほしいということだったら正直難しいと思います。

 

そもそもオタクはオタクで、ほとんどの場合それ以上にはなり得ないからです。彼らがオタクのことを認知した時、わたしたちに「○○さん」というレッテルを貼り付けますが、それはあくまで「自分のオタク」というグループの中の存在です。「自分のオタク」の中の「○○さん」なんですよ。この認識って大事なことだと思います。どう頑張っても「○○さん」と「俺/私」という構図にはなりません。1:1の会話は永遠にできないということです。逆を言えばむこうも「芸能人の××」として話しているわけで、「俺/私」のようでいてそうではないわけですね。

 

それでは「芸能人の××」と「自分のオタクの○○さん」でいるとして、その2人の間の関係性には低いところに限界があります。「特別扱い」と呼べるかといったら微妙なところです。基本的に「いつもありがとう」、それ以外にはありません。

それが、その程度の感情だと言いたいわけではないです。向こうの人たちって、思ってるよりオタクを大切に想ってくれている人が多いからです。特別なことですし、有難いことであって、決して当然だとあぐらをかくものでもありません。ただそれは、感謝の気持ちによって、なのです。それ以上でもそれ以下でもありません。

感謝の気持ちに特別扱いを望むってなかなか勇気が要りませんか?行為そのものに大きい価値があると思う方もいらっしゃるとは思いますが、その行為は自分の行動に対する向こうのリアクションであって、突き詰めて考えれば自分から望むものではないのだと思います。100%認知厨の方にそういうつもりはないって怒られることはわかっていますが、感謝を強要しているように思えてしまうんですよ。そういうことではない。わかる。そういうつもりではないし、実際そうではないとは思うのですが、そういう風に思ってしまうというだけです。

 

 

 

 

 

それでも認知が欲しければほどほどに通って、ほどほどに接触をして、ほどほどに手紙を出して、たまにプレゼントをして、ほどほどにオタクをしていればそのうち貰えるものだと思います。
確かに、飛び抜けた美人、飛び抜けたブス、行動が奇怪とかではなければ、すぐに覚えてもらうことは難しいです。オタクって大体一緒に見えるんですよね。特に俳優オタクはそうです。たくさんオタクを見ている人は尚更。

若い子でよく、握手会とか接触で「○○って言います!」「あだ名つけてください!」と何度も言っているのを見かけますが、名前を名乗ることが認知につながるかといったらそう言うわけでもないと思います。その人がそうしたように、1日何回もいろんな人に名前を名乗られているからです。その日のうちに20ループでもすれば覚えてくれるかもしれませんが、勉強で言えば詰め込み学習みたいなもので、その日が終われば一瞬で流れ落ちていってしまう記憶だと思います。

 

だからといって、認知が欲しいからと頑張りすぎる必要はないと思います。それは向こうがどうというわけではなくて、自分が疲れてしまうからです。認知されるためには次の現場も行かなきゃ、手紙書かなきゃ、プレゼント出さなきゃ、そういう義務感的なものに取り憑かれてしまう可能性があります。趣味ってそもそも「〜しなきゃ」と考えるものではありません。

まず、たぶんそういう厄介な感じのオタクをしていると、場合によっては周りのオタクに先に認知をされ、さらに場合によっては向こうに悪い意味で認知される可能性もあります。オタクは俳優を映す鏡とまでは言いませんが、その人の評判に関わってくるのは確かです。裏で「あの子○○さんのオタクでしょ?態度悪いよね」とか言われたら最悪じゃないですか?そういうこと、本当にあります。オタクは節度を持とう。

 

 


オタクにとって一番大事なのは、自分に余裕を持つことだと思います。金銭面でも、精神面でも、時間的な意味でも。その上で認知されたらラッキーくらいの精神で生きていくのが、何より自分にとってとても楽だと思います。

 

 

 


偉そうに書きましたがわたしは誰の気持ちもきちんと理解できていません。他の方のはてなブログで認知について書いてあったこととわたしの考えは全然違いましたし、言葉にすることで自分がせめて自分の考えだけでもわかったつもりになりたいだけです。

とにかく、楽しくオタクをしようというだけです。推しは確かに大事ですが、自分はもっと大事ですからね。過ぎたるは及ばざるが如しと言いますし、何事も節度が大事なのだと思います。自戒。

85日目










前のブログを書いてから85日が経っているそうです。文を書きたい波がなければ書かないのでこのくらいのスパンになりますね。




さて、2017年も終わろうとしていますが、纏めると今年もオタク一色でした。去年も、その前もずっとオタクでしたが、年々引き返せなくなっている気がするのは気のせいでしょうか?気のせいだといいんですけど。


仲良くしてくれるオタク3人組で集まると常に「オタクやめたい」「いつまでオタクしてるんだろう」という会話に発展するのですが、出会って3年、誰もオタクをやめられていません。引き返せなくなっていっているのではなくて、すでに引き返せないのかもしれませんね。




それでも今年の大体は韓国のアイドルにハマっていたので今までのオタクとはちょっと毛色が違ったような気がします。小現場の俳優から外国のアイドルにシフトすると、見たり、会えたりする回数の少なさ、経費、言語や思考的な壁の差を本当に強く感じました。


不思議ですよね。何を話してるかも何を歌っているかもほとんどわからない人をこんなに応援できるって、なかなかあることじゃないと思います。きっとこれも、ステージの持つ力なんでしょうね。

アイドルは国が違うこと、言語が違うことはほんの小さな問題だと言うことが多いのですが、そういうわけでもないとは思います。(外国のオタクへのリップサービスなので実際彼らがそう思ってるのかは置いといて)

ただ、それを感じさせない力が、アイドルには、ステージにはあるんだと思います。(アイドルを神格化しがちオタクなので隙あらばアイドルという存在をあげていく)



とはいえ今そこまで韓国を追ってるわけじゃないです。もっと拗らせた、オタクの最終地点みたいなところに立とうとしています。どうしよう。本当にわたしは人生でキモオタを極めることしかできないんですかね。


なんのオタクかというと、声優です。実は今までのオタク人生の中で声優にお金をかけたことってほとんどないんですよ。好きでいたことはあったんですけど、一時的なものでした。だからわたしは声優にはハマらないんだろうなと薄々思っていました。



ただ、今日の若手声優ってアイドルみたいなことをやる人が結構いるんですね。

それは、彼らとしてであって、彼らとしてでではない、役柄としてのパフォーマンスなのですが、昔の声優とは違って顔やダンスで売って行こうとするタイプの声優さんが本当に多くいるような気がします。実際声優の志願者がとても多い今、昔はほとんど重視されなかった顔の造形がかなり重視されるようになったと思います。別にイケメンだけ、美女だけがデビューできて、売れるわけではないんですが、その足掛けとしてや、同じランクの人間の中から選別されるにあたって、顔面は1つの判断材料になったのだと思います。


それでも男の人はまだ、顔面の造形に関しては緩い方だと思います。女の声優さんはもっと厳しいからです。どこへいっても結局顔面って正義なんですよね。わかる。顔がいいって、いい。一方推しがどんなに美しくてもわたしはブスなのでもう救われません。生まれ直そう。




話が逸れましたが、こうして声優はアイドル売りをされることが非常に多くあります。そして、わたしはアイドルが好きです。次元を問わず。ステージという場所が、そこで輝く人が大好きです。そんな人間がアイドル声優と出会ったらどうなるでしょうか?


好きになります。簡単なことですね。数多のアイドル声優の中では自分の好きなタイプを見つけるのもとても簡単です。



正直いくらアイドル売りをしているとはいえ本業は声優さんであるという中で、顔面をはじめとしたアイドル的な要素を推すのはあまり良くないことだとは分かっています。古のオタクに長文FF外から失礼しますされる可能性があるのも分かります。ただ、わたしはアイドル売りの思惑に思いっきり引っかかってしまいました。


今応援しようとしてる人って、別に特別綺麗な顔をしているわけではありません。むしろ今まで応援した中で、最も一般に近い顔だと思います。しかも、これは重要なのですが、中性的という形容詞からは最も遠い人です。本当に、わたしも自分で驚くぐらい、自分が応援したがるタイプではありません。でも好きなんですよね。


とはいえ多分、いつもの一時期の血の迷いです。年始になればきっとこの人のことはどうでもよくなって、2月の韓国のアイドルのコンサートにいって、またアイドルの素晴らしさについて語り、美しい人間を妄信する生活に戻るんだと思います。


でも好きって抗えなくないですか?碌に人を好きになれない人間が、しかもオタクが、オタク的な意味の好きに愛を見出して語るのっておかしいことだとは思うんですけど、なんか本当に、好きだと思ったら止まらないんですよね。なーに言ってんだ。





ただ、今推したいなと思ってる人は、ガチ恋製造機と呼ばれてるんですね。

なんでかっていうと、他の声優より距離が近いからです。物理的にというよりは、心理的な意味で。本人が元々ミュージシャン志望で、大きなステージで歌を歌うことを夢見ていたことも原因の一つだとは思うのですが、人によっては馴れ馴れしい、礼儀がないと思われるようなレベルでオタクに対して気さくに呼びかけます。


他の声優が皆「ありがとうございます」というところをその人はいつも「ありがとう!」と言いますし、オタクに対してステージ上で語りかける時、敬語を使うことは他に比べてとても少ないです。「皆のおかげだよ」「本当にありがとう」と言える人って、当たり前なんですけどなかなかいないです。

全てが肯定される行動か?と聞かれたらyesとは言えませんが、この心構えというか、気持ちの持ち方、態度って稀有なもので、才能だとも思います。



なんというか、太陽みたいな人なんですよね。全員に対して均等に明るく、暖かいんですよ。元々とてもフレンドリーなタイプなのだとは思いますが、オタク系に関わる人にこういう澄んだ目をしたストレートなフレンドリーって少ないんじゃないでしょうか?オタクは大体陰キャですし(偏見)。


本人はサクラ大戦の誰それが好きとかいってたので普通にその気はあるとは思いますが、オタクっぽくはないです。強いていうならオールラウンドサークル略してオーランにいそうなタイプ。イメージは夏の太陽。向日葵っぽい人。オタク業界では本当に珍しい存在だと思います。



だからガチ恋製造機と呼ばれるんですよね。見た目も普通にかっこいいし、普段他の声優には適度に距離を取られてきた(もしくはやたらと距離を取られてきた)オタクがそういう人に距離を詰められると一瞬でコロッといってしまうことも少なくないのではないでしょうか?



でも少し触れてみて、声優オタクって本当に修羅だなと思いました。わたしがその畑から来ているから感覚が違うだけなのかもしれませんが、アイドルや若手俳優と違って全然会えません。会える機会があっても、抽選が厳しいどころか申し込むためにお金を払い、当選したらまたお金を払い、ということが本当に多いです。さらに、お金を払って申し込んでも当たらないことだって多くあります。



最たる例がCDDVD封入ライブ応募シリアルコードです。もはやオタクが興味は円盤の内容<ペラ一のシリアルコードです。こわ。応募してみないことにはわからないと思ったのでちょっぴりだけ応募してみましたが、普通に単番は外れました。


冷静に応募するためにCDを2人合わせて45枚買って結局外れる(友達談)とか怖いですよね。それは声優個人じゃなくてある大きな作品のライブ、さらに50人近くの声優が出るのに収容数のとても少ない幕張イベントホールだというからその厳しさもわからなくもないのですが、わたしからしてみるとお互い生きていて、会える機会があるのに会えないのはよくわからないんです。


しかも上記のようなことが一回きりじゃないんですよね。声優さんは様々な作品に出るからです。特にアイドルものにはこういう修羅が本当に多くついて回ります。




でもわたしは接触厨、イベント厨なのでできるだけ推しの姿を見たいんです。声優ってそういうもんじゃないって怒られそうですが、会いたいものは会いたいんですよ。それを乗り越えて応援し続ける声優オタクってすごいなと思います。どういうモチベなんですかね?声優オタクに聞いてみたいです。今書いてみて思ったのですが、そもそもこれって声優オタク向いてないんじゃないですかね…オタクやめたい。




話は長くなりましたが、自分が来年誰を応援しているのか、本当に気になります。もしガチ恋製造機さんを追いかけていたら面白いし心の準備が必要なので、年が終わるまでに未来の自分にこっそり教えて欲しいです。わたしって来年誰が好きなんですかね?



とりあえず来年も元気に生きていたいです。あと卒業したい。最終学歴高卒の人ばかり応援して来ましたが、わたしは大卒になりたいです。まずは生きるところから頑張ります。


2017年10月4日












今日は10月4日ですね。



10月4日は天使の日です。単純な語呂合わせのように思えますが天使の日と制定されたのは2000年らしいです。意外と最近。しかも制定者はトリンプ



そして、今日はわたしにとってとても大事な日です。オタクにとって大事な日と言えば推しの誕生日ですね。(オタク特有の決めつけ)

10月4日生まれで天使の名を冠する推しが今日で満22歳になりました。めでたいことこの上ありません。推しの幸せを改めて願うと同時に、できる限り長くお祝いできたらいいな、とも思います。


ちなみに、実は天使の語呂合わせが通用するのは日本語だけではありません。韓国語で1004は천사(チョンサ)と読み、これは同音同字で天使の意味を持ちます。偶然の奇跡。韓国でも日本でも天使の日とされる日に産まれた推し、間違いなく天使ですよね。わかる~!推しちゃん天使!ドゥフフ




ふざけました。改めてお誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。アイドルの道を選んでくれて、諦めないでくれてありがとう。一年前の今日は推しの、韓国のアイドルのお誕生日を祝うなんて思ってもみなかったけれど、わたしは推しに出会えてとても幸せです。



突き詰めていうとこれだけです。
FCに「ジョンハン(推し)の好きなところランキングを開催します!」と言われて長文激重オタクの本領を発揮しようと鼻息も荒くホームページに飛んだら好きなところ10文字以内、理由50文字以内で絶望したくらいには好きなところも、長所も、推しに関してはたくさんの言葉を発することのできる自信がありますが、今改めて推しの生誕に向かい合ってみると、この日のオタクってもはやその生命に感謝することしか出来ないんですよね。



彼らがアイドルであることは既に事実で、今後変わることのない現実ですが、彼らが普通の子として生まれ、育っていく過程でスカウトされ、練習生になると決め、厳しいレッスンを乗り切り、たくさんの縁と実力でデビューを決め、まだデビューすらしていない日本でさいたまスーパーアリーナを埋めるほどのアイドルになったというのは本当に偶然と奇跡の連続だと思います。


一般人に戻る横道なんて数え切れないほどあって、歩く道にも落とし穴がいくつもあって、今歩く花道だってその一歩先は暗闇に包まれてなにも見えないようなものです。


実際推しはデビューする前、練習生時代にはその実力不足や自信不足から本当に辞める気でいたようですし、デビューしてからだって困難はたくさん待ち受けていました。熱でフラフラになりながらもステージに立ったり、うまくご飯が食べられなかったり、外見の変化で心無い言葉を浴びたり、リーダーがみんなを連れて逃げ出したいと言うまでにグループ全体が追い詰められたり。アイドルは陽の職業ですが、足元にはその輝きを強める陰が存在しているのもまた事実です。

そういった環境の中で、彼らはアイドルでありつづけているのです。本当にオタクに出来ることって感謝しかありません。



彼らが歩いてきた道は1本しかありませんから、今では必然と呼ぶこともできるかもしれませんが、それでも彼らが今煌びやかな衣装を着、眩しいライトを浴び、笑顔で歌い踊る現実が存在することそれ自体が本当に奇跡的なことだと思います。選択をするというのは全て奇跡を積み重ねるようなものなのではないでしょうか?




そしてその奇跡は彼らの命の上に成り立っています。突然重い。重いけど、彼らは多分CGとかではなく生きているので、事実ではありますよね。だから、オタクに出来ることって突き詰めるともうその命に感謝することだけなのだと思います。生きてくれてありがとう。正直、アイドルとして生きるというのは彼らの人生そのもの、それと寿命を削っている風にも思いますが、それでも彼らがアイドルでいることを受け入れ、ステージに立ち続けるならば、わたしはオタクとしてそれを追いかけます。それだけです。アイドルがいなければオタクはオタクになれませんからね。



アイドルが辞める度、グループが無くなる度、次は推しなのかもしれないと考えます。推しはアイドルですが、アイドルであり続ける必要は無いんですよね。たくさんのものに触れ、たくさんのことを感じ、ステージで歌って踊る以外のことに挑戦したい気持ちが出てくるのは当然だと思います。アイドルに限って言えば最たる例は俳優業だと思いますが、その気持ちが強まった結果本業を俳優業にしたいと考えるアイドルはやはり一定数存在します。

そしてもっとマイナス方面で言えば、単純にライトと歓声を浴びることに疲れてしまう人もいます。友達に囲まれ、恋人を作り、平凡な日々を送る、普通の幸せを夢見ることだって稀有なことではないと思います。

それに、前述の通り、彼らがアイドルでい続けるために自分の身を削り、傷つけていることも事実です。実際、とても直接的な話をすると、韓国ではアイドルの摂食障害パニック障害発症率が非常に高いように感じます。そんな辛い思いをするなら辞めてしまいたいと思うのは至極当然のことですよね。


正直、そんな目に遭ってもまだそうあり続けてくれるアイドルって、推しって、一体どうしてアイドルを続けているのかは気になりますし、不思議です。辞めないのではなく、辞めさせてくれない、が正しいのかもしれませんが。


どちらにせよ、今この瞬間もアイドルでいてくれる推しがいる、ということは事実です。すごく幸せなことですよね。いつも一方的に幸せや元気をもらっている気がします。


彼らが永遠でいてくれたらいいんですけどね。さっきも言った通り彼らは人間で、アイドルはその一面にすぎなくて、どうなるかなんて誰にもわからないけど、たった一つ、確かなことは永遠がないということなんですよね。またその話か。永遠にこだわるの、厨二病みたいですね。



ST☆RISHの一十木音也くんはマジLOVEレジェンドスター第12話で
「これから何が起こるかなんてそんなこと、誰にもわからない。ST☆RISHを続けていけなくなることだって有り得るよね。だけど、だからこそ、永遠じゃないからこそいいんだって今は思えるんだ」
と言っていましたし、
同じく四ノ宮那月くんは「一瞬一瞬を大切にしましょう」、来栖翔くんは「絶対後悔なんかしないように全力全開!」とも言っていました。
『WE ARE ST☆RISH』の歌詞は、「今を全力で生きる それがST☆RISHの永遠」でした。


突然うたプリの話をしましたが、これがアイドルの命に対する明確な答えなのだと思います。オタクは永遠がないと知っているからこそアイドルを好きになって、そこに叶わぬ永遠を夢見ますし、アイドルは有限があると知っているからこそアイドルとして生きられるのではないでしょうか?


オタクなので永遠じゃないからこそいいんだとまでは言えませんが、推しは永遠ではないこそアイドルという肩書きを名乗れるのだと思います。その儚さも、不安定さもすべて含めたそれこそがアイドルなんですよね。消えてしまうからこそ眩しく輝けるのだと思います。
アイドルは、常に『今』の連続なのではないでしょうか?ラブライブ!μ’sも言っていましたが、いつだって「今が最高」なんだと思います。





なんかとても脱線しましたが、本題は推しのお誕生日というそれだけです。本当におめでとう。これからもたくさんの人に愛される存在であったらいいなと思います。そして、その輝きをこれからも見せてくれたらとても嬉しいです。


今日はケーキを買って帰りますね(オタクあるあるその179 推しの誕生日ケーキを買い本人不在のパーティーを執り行う)。それでは。

「思い出になった僕らを思い出して」










もうこのブログオタクメモになりつつある。連携してる意味あるのか?

最初はオタクとアイドル考察みたいなこと書いてたんですが、いま論じたいネタもないんですよね。本人達に会う日が本当に差し迫っているから冷静に考えられないというのもありますが。




さて、今日もオタクの話をします。
通常は日常で感じることとか、その日あったことを書くのがブログだと思うんですが、悲しいかな愚かなオタクなのでオタクのことしか考えてませんしオタクのことしか印象に残らないです。寂しくて空虚な人生ですね。でも楽しいです。



前のエントリーに書いたように先日本国でのコンサートがあったのですが、推しの所属するボーカルチームが何曲か新曲を披露したんです。推しは親友と曲を書いて歌ったし(最高)、ソロがある子もいたし、新しい魅力と才能の開花を見せてくれるようなステージでした。

その中で1曲、ボーカルチーム5人全員で歌う新曲がありました。「We gonna make it shine」という曲です。



しかしこれは実は新曲という訳ではなく、デビュー前、練習生時代の彼らが歌っていた曲で、唯一Youtubeにもアップロードされている曲なんですね。


(と言っても実はわたしの推しは練習生に加入したのが他のメンバーより遅かったせいでボーカルもダンスもまだ追いつけていないのもあったのか、その時点でこの曲を歌っておらずボーカルチームにも所属していなかったのでこの動画には参加していませんし、たぶん歌ったこともないとは思いますが…)





じゃあなぜ新曲扱いになるかというと、歌詞がほぼ変わっていたからです。

この歌は、練習生だった彼らがはじめてレコーディングした曲でした。デビューしていない立場の彼らにとってはそういう機会というもの自体稀有なものだったと思いますし、非常に思い出深い曲なんだと思います。


そして、彼らがデビューしてからは1度も歌われることのなかった曲でもありました。



理由はわかりませんが、アイドルがデビューして数年はやはり未来だけを見てまっすぐ走る必要があるからだと思います。過去に思いを馳せるのは今をしっかり生きられてから、ということなのでしょうか。




「新人アイドル」の肩書きはつい先日なくなりました。それは同時に新人らしいフレッシュさ、清純さだけで推すことができなくなったことを意味します。


しかしそれによって「新人アイドルだったころの自分たち」が生まれ、その対比によって彼らの輝きを際立たせることも可能になりました。がむしゃらに前だけを見て走ってきた彼らが、はじめて後ろを振り返ることができる時が来たのかもしれません。



それを証明しているのは、変更された歌詞です。


練習生時代では、

「この歌が聞かせる僕達が誰なのか知りたい?1度も会ったことのない僕達が誰なのか知りたい?」
「少しだけ待っていて 格好いい僕らを見せるから」
「僕の声が聞こえる 誰も聞いてくれない歌 前の見えない君と僕のための歌」

といった、それこそ練習生からオタクへの歌のような、彼らの不安と期待が入り交じったような歌詞でした。



一方先日歌ったものでは、

「この歌が聞こえたらあの時の僕らを思い出して 今はもう思い出になった僕らを思い出して」
「これからも永遠に素敵に君を輝かせてあげる」
「僕の声が聞こえる?もう一度歌ってみる歌 隣に君がいる 今は君に歌う歌」

という歌詞で、「We gonna make it shine」を歌った頃の過去の自分と比べるようなものとなりました。

この歌詞の比較だけでもオタクのわたしは泣けてきてしまいます。
これを自信を持って歌えるところまで歩いてきたんだなと改めて思いますね。




また、以前の「We gonna make it shine」で「it」が指すものはきっと彼ら自身の未来だったのだと思います。歌詞に明確にあるわけではないですが、彼らがこれからの旅路と、先の花道を夢見た歌なのではないでしょうか。


一方今回の「We gonna make it shine」で「it」が指すものは「君」です。この歌を聞いている「君」です。これを本当にアイドルからオタクへの歌だとするなら、「君」とはオタクのことです。



必死に前だけを向いて走る昔の彼らが見据えるものは未来ひとつでしたし、そのスピードで周りの景色なんて全然見られないくらいすぐ過ぎ去ってしまったのだと思いますが、今ではすこし余裕が出来、色んなものがその目に、耳に入ってくるようになったのだと思います。


そんな彼らの今の答えが、「永遠に、素敵に君を輝かせてあげる」なのだと思います。

昔を思い出して、と語りかけることでアイドルも昔の自分を描きだし、その姿を見守りながらこの歌を作り、歌ったのではないでしょうか?




例に漏れずこの曲を歌った時のコンサートでのコメントがあるので紹介します。以下翻訳抜粋です。


「元の歌詞が”この歌が聞こえる?僕が誰なのか気になる?”だったとしたら今は”この歌が聞こえる?あの時の僕らを思い出して”。初心を忘れずに、初めてのレコーディングにときめいて眠れなかった夜を思い出そうという気持ちで書きました」


最高。言葉選びが最高すぎるし、その心意気やよしという感じです。自主制作アイドルはこういう形でも気持ちを表現してくれるので本当にいいなと思います。





過去との対比と言いましたが、実際アイドルはもちろん最初からすごく人気があるものではありません。どんなアイドルだってファンは0からのスタートです。

彼らの最初の方の観客の数は30程度でした。そりゃ練習生なんて一般人との距離はさして変わらないですし、報われるかもわからないし、そもそも知名度なんてあったもんじゃないし、その程度のものなんですよね。

しかし観客が徐々に増えていって、小さなコンサートをやる頃には100、そして練習生最後、デビューのかかっているラストミッションでは1000、デビューしてその数は格段に増え、遂には万単位の人間を相手にステージを披露するようになりました。



そこまできて初めて、今までの道を振り返ることができるのがアイドルというものなのかもしれません。

それがこのコンサートであり、その結果が「僕が誰なのか気になる?→あの頃の僕らを思い出して」であり、「前の見えない僕と君のための歌→今度は君に歌う歌」なのだと思います。





しかし2年で過去と比較でき、こんなに自信を持てるほど推しグループは本当に大きくなったのか?というと、答えはYesです。実力もビジュアルも個性も非常に伸びましたし、人気も同様です。



本国では今最も勢いのある男性アイドルグループトップ3を指したEBSという言葉があります。
EはEXO、Bは防弾少年団(BTS)、そしてSはSEVENTEEN(推しグループ)です。正直オタクもびっくりなのですが、そこまで大きいグループとして名を挙げられる存在なんだそうです。

EとB、BとSの間はお互いかなり離れてはいるのですが、ここに並んで名前のあがることは本当にすごいことです。成長したね!レベルの話ではないです。デビューして2年でそこまで登った自主制作アイドルである推しグループ、本当にアイドル業界にしても音楽シーンにしても、非常に稀有な存在だと思います。




そんな存在になっても本当に初心を忘れないでいてくれて、ファンを大事にしてくれる、謙虚で優しく本当にいい子達なので、彼らがどれだけ大きなステージに立ってもきっとあの時のことを忘れはしないし、こういった気持ちをいつまでも大事にするとは思いますし、これからもそういうアイドルであったらいいなあと思います。


いいアイドルを応援できて嬉しいですね。最後にWe gonna make it shineのリンクを貼っておきます。暇すぎてどうしようもなくなったら見てみてください。



自分の、自分による、自分のためのオタク活動








貢ぎ癖があると言われることが多いです。


本当にそんなつもりは無いですし、そもそも貢ぐって言えるほどお金使ってないですし、頭おかしい量のCDを買ったりしませんし、普通のオタクだと思うんですけどね。



確かに機嫌がいいと人にお金あげたがる節はあるんですが、別に大した額のプレゼントをあげた記憶もなければ物販で1回に10万使うみたいな爆買い中国人になった記憶もないです。



前回のコンサートのうちわ、推しを多少複数買いしたんですが(といっても13枚です)、これが結構いろんな人に引っかかるみたいです。

金額にしても1枚600円なので7.800円ですし、13枚なんて四捨五入したら0じゃないですか。普通にトートバッグに入れて持って歩けるくらいなので大した量じゃないと思います。



しかもこれには理由があって、単純に推しのうちわを早く売れさせたかったんですよね。すごく微量ではありますが。

なぜかというと、推しを日本で推してほしいからです。そもそも本国で推されですし(トップクラスに人気があるかと言ったらちょっと微妙なんですが)、とくに心配はしてなかったんですが、運営に「推しが早く売り切れた」というのをアピールしたかったんですよね。

わたしが買ったところで大した効果じゃないのは知っていますが、ないよりあるですし、そういうことをしたという満足感が欲しいかったんだと思います。あと単純に顔がいい推しのうちわがいっぱいあると気分がいいです。



実際推しは日本ウケがとてもいいですし、本人達の間でも「〇〇(推し)は日本で人気がある」という認識は存在しています。

でも売り切れ1番じゃないんですよ。本国の爆買いオタクが先頭でうちわヤバイ量買ってるのが原因なんですが、いつも3-4番なんですね。前回の6日間、ずっとそれくらいの位置でした。


なんかちょっと悔しいじゃないですか。売り切れ順はちょっとしたレース?ダービー?みたいなもんだと思ってるので、推しが早ければ早いほど嬉しいです。同担いっぱいいて欲しいんですよ。人気商売ですし、人気なのは手放しで喜んでいいことじゃないですか?

それにあんなに顔が綺麗で、性格も行動も可愛くて、歌とダンスが素敵な推し、もっといろんな人に知られてほしいんですよね。好きになって欲しいです。オタク特有の推し過信による押し付け。



だからなんとなく日替わりのものを買うために並んだ始発列でいざ物販スタッフの前に立ったら「2番のうちわ8枚ください」とか言ってしまうんですよね。すごく楽しいです。

お金を使う瞬間ほど楽しいこと世の中にないと思いませんか?一番テンションが上がる瞬間は?と問われたら購入ボタンを押す時、と答えます。アドレナリン的な何かがドバドバ出てますね。




前述にて「推されて欲しい」「人気があったら嬉しい」と言いましたが、別に推しのために身を捧げるとかではないです。というか推しのためになにかをすることは、最終的にオタクである自分のためになると思います。


要するに日本で前に出してもらえると推しがたくさん見られてわたしが嬉しいし、キャーキャー言われて嬉しそうにしてる姿が見られたら幸せだなってことです。


あなたの幸せは私の幸せとは言いませんが、幸せそうに笑ってる推しはやっぱり可愛いじゃないですか。

あくまでわたしは自分の最大幸福のために推しに時間とお金を使っているつもりですし、オタク皆そうなんではないでしょうか?



推しとか、他人のためにやると本当に思ってるならそれは趣味じゃなくて半分義務化しているんだと思います。義務で動く現場ほど辛いものはないですし、降りるタイミングってやっぱりそこにあるのかな、と思います。


オタクはあくまで趣味、1日30回唱えて自制したい言葉ですね。



実際自分は貢ぎ癖があるわけではなく、物欲に抗うことを知らないというか、お金で買えるもので欲しいものは全部手に入れてしまうし我慢することが本当にできないんだと思います。

欲に本当に負けるタイプです。「〇〇したい」と思ったら動きますし、「〇〇がほしい」と思ったらネットで即座にポチるか、翌日店舗に行くかしてしまいます。いつの間に「今月お金厳しいから諦めよう」っていうのがなくなってしまったんでしょうか。






さて、ここでオタクがオタクごとにお金払ってる時に言われがちランキング(当社調べ)を発表します。


3位:同じもの2つもいらなくない?
2位:これ日常生活で使えないじゃん
1位:将来後悔するよ


よくある。むしろこれはわたしが親に言われがちランキングなのですが、わりとオタクあるあるなんじゃないでしょうか?



3位については上記の通りですね。
 


2位はそもそもオタクグッズに有用性を求めていないので大丈夫です。
「ポスターとか写真なんてただの紙じゃん」?そうです。しかしみんなの好きな諭吉もただの紙です。そういうことです。印刷されるものによっては紙の価値というのは急激に上がるものです。




そして1位、これはオタクによってだいぶ意見が分かれるところだと思います。


わたしはこの10年ほどのオタク生活で本当にいろんなものにハマり、大した額でないにしろお金を使ってきたわけですが、そのオタクを辞める時に「お金勿体なかったな」と思ったことは、本当に1度もありません。


なぜかというと、お金を使ったその時、とても楽しかったからです。わたしはお金を払って物品や権利を得るだけでなく、それに付随した幸せも得ることができます。



例えば推しのコンサートに行くとすると、チケットの抽選に当たった時点での喜び、そしてそこから始まるコンサートに対する期待、お金を払ってコンサートに行く権利を正式に得た時点の安堵、コンサートの日に味わう多幸感、すべてが1枚のチケットの中に詰め込まれています。あんな薄い紙ペライチですが、オタクにとっては夢の切符となり得るのです。



その幸せな記憶は自分の中に残りますし、その子が好きでなくなったときだって自分の中では大事な楽しい思い出であることは変わりありません。
思い出を反芻する時もあくまでその主観はその時の自分にあり、今の自分にはないからです。



万が一推しを降りる時に、炎上などによる悪い印象を抱えたままだとしてもそれは同じです。こんな人応援しない方が良かったなんて思いません。


某俳優は本当にクソメンヘラにクソみたいな人間性をこれでもかというほど乗せました!みたいな感じで、降りるきっかけとなった時は本当にありえねえなとは思っていたのですが、それでも彼の演技は好きでしたし、仲良くなった友達もいましたし、あの現場に行かなきゃよかったな、そのお金で〇〇ができたな、と思うことはありませんでしたし、これからもないのだと思います。



「あの時」は今とは絶対に交わるものではありません。自らの最大幸福と信じてとった行動を自分で否定したくありませんし、終わりが悪かったとしても今までが全部悪い思い出になるなんて悲しくないですか?



そもそもオタクで後悔したくないんですよね。それは動ける時に動かないのもそうですが、金銭面や時間の使い方に関してもそうです。



だからわたしは、個人的に使ったお金や時間はは無駄にはならないんだと思います。使ってしまったものは戻らないですし、もう使ったものは自分のものではないですからね。



別にこのあり方が正解だとは思いませんし、オタクかくあるべしみたいなのがあったら逆にメチャメチャ教えて欲しいんですが、ストレスフリーがなによりやっぱり大事ですね。









そういえば本当に推しが日本に来てしまいました。今日は大阪でサイン会してました。




前回書いた髪色の話、空港写真では白金に戻っていたのに日本で色入れ直したようで余計綺麗な色になっていました。根元が白金であとうっすい紫。ゆめかわいいの体現者かよ。かわいいです。


サイン会ってサインをして話しつつもオタクが持ってきた様々な被り物を被せられたり(カチューシャが主です)、花束や銃を持たせられたり、オタクの欲望晒しコーナーと化しているのですが、今日ピンクや紫ベースの花冠をオタクに被せられた推し、あまりにゆめかわいくてびっくりしました。ほぼノーメイクなのに。



ぶっちゃけ白金に戻ってることを期待したのですが、祈りが通じたのか今日はピンクのTシャツを着ていたので元気になりました。




茶髪だった時は冬なのもあってアイシャドー赤強め、リップ赤グラデって感じで美人系統だったし(これも最高だった)、新曲の時は白金で2次元オタクが夢見そうな幸薄系統だったし(最高)、今はアイメイクほぼなし、ドピンクリップで可愛い系統で本当に推しを見ていて飽きません。顔がいいって本当にいいですね。顔面のコンテンツ力の高さ、ディズニーランドを凌ぐみたいなところある。




そもそも推しは目がぱっちりで瞳がかなり澄んでいますし、鼻筋も(整形で)通っていますし化粧なくても顔の印象があるタイプなので普段すごくナチュラルメイクなんですが、コンサートだと舞台映えのためにいつもよりちゃんとお化粧されるんですね。
楽しみで仕方ないです。シャネルの粉やNARSのアイシャドーが乗る世界一うつくしい顔面、最高。ブランド×ブランドはさいきょーですし!(ヴァンピィちゃん)




真面目な話してたのに結局推し最高みたいな話になってしまった。
でも本当に最高です。言うならちょっと髪が短すぎる気がするのでイルコンまでに気合で髪伸ばしてきてほしいくらいですね。




わたしも髪染めたいです。ピンクブラウンのあと普通に黒染めしなきゃよかったなってメチャメチャ後悔してる。オタクでは後悔しないけど日常生活後悔だらけです。

もうコンサートスタッフのバイト全然行ってなくて、休んでみて思ったのは普通に意味わかんない労働環境だったなってことだけだったのでこれからも出ないと思います。お金稼げても労基法違反は良くないですよね。夏だとわたし本当に死ぬので遠慮することにします。




だからと言って髪染めが手放しにOKってわけじゃなくて、もう一つのバイトの方がトーン7らしいんですが金髪にしてえなー俺もなー!朝バイトは規定とかを聞かないままその場採用研修なしなので本当にわからないです。たぶん金髪はなし。



まあ似合わないからしませんが、そもそも何色が似合うのかすらわからない。とりあえず火曜に美容院駆け込んでボブくらいまでまた切るだけは切りたいです。1日目の服装がまるでメンヘラなのでメンヘラボブにしてもらおう。



誰かわたしに似合う色を客観的に教えてください。

物語の主人公は誰か?









コミュ障オタク、口を開けばオタクの話しかしないので今日もオタクの話をします。





この間までオタクとアイドルの間に存在する愛は仮想通貨みたいなものという前提でエントリーを書いていたんですが、件の本国3日間の間にそのアイドルにその考えを根本から揺るがすような発言をされてしまいました。


華々しく3日間の終わりを迎える、本当に最後の挨拶でグループのリーダーが話したことなんですが、このアイドルを応援している理由を悟ったとともに混乱に陥りました。


以下翻訳引用です。



「どんな素敵な言葉よりも正直な心の内を話したいので、思いつくままに話しますね。本当にありがたくて、愛しています。数百回も、もっと言ったと思うけど、本当に本当に心から愛していて、恩返ししなければいけないと、メンバーたち全員思っているんですよ」



最高。


オタクの本能が最高だと言っています。アイドルの挨拶としては間違いなく120点でしょう。


でもやっぱり困るんですよね。

そんな満点の答えを貰って何が困るかと言うと、夢を見るのをやめられなくなってしまうことです。



こんな事言われたら本当の愛だと期待してしまうじゃないですか。
ある種の諦観を盾としてオタクをすることが難しくなってしまいます。その愛を拗らせずまっすぐ受け止めるってどうやってやるんでしょうね?


某俳優が言ってた「まっすぐ受け止めてほしい」というのがどれほど難しいことなのかいま実感しています。誰かにとっての表が他の誰かにとって裏なことって意外と多いですよね。



しかもぶっちゃけ人に愛されることというのが分からない(厨二くさい)。人に愛されたような記憶がほぼありません。他人に好かれるって本当にあるんでしょうか?
拗らせ喪女、友達少ない、オタクの三重奏を奏でているのでわかりません。


でもアイドルが愛されるのはその輝きによるものですし、やはり普通に生きてるだけで愛されようとかそういうのがおかしいんですよね。分かってるんだけどな〜!





挨拶の話に戻りますが、勝手にこちらがアイドルを消費してその輝きを浴びているだけなのにほんとうの愛まで貰えるなんてアイドルほんとわからないですね。

確かに私たちが出しているお金のほんの一部が回り回って彼らの血肉になっていることもなきにしもあらずなのかもしれませんが、別にそれだって本人達が真面目に仕事をしているが故の報酬ですしね…



でも消費者と供給者という概念に還元して考えると確かに供給者は消費者がいなくては潰れるだけなので「買ってくれてありがとう」というのは納得できますし、そういうことなんでしょうか?



今回のツアー、本当に挨拶がみんな120点で、驚くほどくれたら嬉しい言葉しか言われなかったんですよ実際。


「僕たちが輝けるのはカラット(オタクの総称です)のおかげなんです本当に。自分達は皆さんに力をあげたくてコンサートをしています」



とか、



「みなさんが僕たちをここに立たせてくれてるんです。ほんとに……ほんとに僕たちは何てことない存在なんですよ。僕たちを僕たちの人生の主人公にしてくれてありがとうございます。僕たちにとっても皆さん一人一人が主人公です。もっと頑張ります。」



とか、もうオタク冥利に尽きるというか、泣くしかできないですよね。最高。言葉選びからなにから全部最高です。



「僕たちを僕たちの物語の主人公にしてくれてありがとうございます」?最高。ほぼ全ての作詞作曲をこなすPDが言うことは違いますね。



言葉通り、彼らは主人公なんだと思います。
それぞれの人生の中で、実はその人生において主観を持った全員が主人公たりえるのですが、彼らは自分の物語のみを紡いでいる訳ではありません。


いわば番外編としてグループとしての物語を生きているのです。その番外編は、本編とは違い誰にでも作ることの出来る物語ではありません。

多くの人がその物語を認知すること、そして読み手がつくことこそがその物語を確かなものにします。特に概念的なものにおいては他人からの「存在する」という知覚がその存在を作り上げるからです。


番外編なので、その人の人生の全てを見ることはできません。それでもとても面白く、楽しい物語なのだと思います。

しかし同時にとても不安定で、未来のより見えないものでもあるのだと思います。そもそも全ての未来においてはっきりとその行く末を示すものがあるのか?と言われるとそれは否、なのですが。



しかし、彼らはその不安定で先の見えない未来に怯えながらもいざステージに出たらその板の上にしっかりと立って、スポットライトを全身で浴びて主人公を全うしてくれるからこそ「アイドル」であり続けるのだと思います。




青春のほぼ全てをつらい練習に捧げ、やっと報われたと思ったら擬似的な青春のど真ん中に13人で突然放り込まれても行く先を見失わず、自ら未来を目指せることがどれだけ難しいか。



それでも笑顔を崩さずステージに真面目に取り組むだけでなく、「〇〇にも挑戦してみたい」とか「〇〇を勉強中です」とか、そういう向上心すら見せてくれるアイドル、人間としてのキャパシティがメチャメチャ広いですよね。


彼らの目指す夢が一体どこにあるのか、実はオタクであるわたしも知らないことなのですが、その過程で叶えた夢がいくつもあることは知っています。この2年で本当に沢山のトロフィーを獲得しましたし、名声も評判も国内外から沢山得ましたが、その数字や声だけじゃ測れないくらい成長していることも知っています。


同期のグループの中では最も成功していると言っても差し支えないのではないでしょうか?
それでも彼らに慢心の文字は本当にありませんし、嘘じゃなく毎日成長しているんですよね。

爽やか、清涼、青春のまぶしさみたいなK-POPには比較的珍しい系統でデビューし、自主制作アイドルとして唯一無二の座を獲得した彼らですが「僕たちはまだまだなので」と言う姿は紛れもなくステージ上の戦士です。


そのハングリー精神が彼らに成功をもたらしているのだと思います。
「大人数グループでしかできないこと」「チームでしかできないこと」「個人でしかできないこと」全てを確立させ始めている推しグループ、きっと確かな未来をつかむのではないでしょうか?


本当に小さな事務所で、色々問題も浮き上がっているけど、それでも彼らと、それを支えるスタッフが彼らの物語の次のページをめくるのは確かなことですし、その隙間から輝きが漏れだしているのも知っています。



だからオタクがやめられないんですよね。生きているということは成長することです。

新鮮さもありますし、成長を見守るというのはやはりオタク活動として基本かつ非常に楽しいことなんですよね。生きているアイドルは毎秒新規描き下ろしです。

わたしが三次元アイドルに戻ってきたのはそういう理由もあるのだと思います。


こんなことを書きましたが、推しグループって今満18-22歳で構成されているんですよね。そうです、ほぼ同い年か下です。こんな怠惰な人間とですよ。


そんな子達が睡眠時間もろくに取れない中目もくらむようなステージをし、こんな素敵な言葉をくれるってとんでもないことじゃないですか?


確かに人生経験と踏んだ場数が飛び抜けて違いますが、それでも同い年の男の子達からこんな言葉が出てくることがまず驚きだし、心が優しすぎるし、アイドル以前にこれって人間性の問題なのかもしれないですね。


モーニング娘。のザ ピ〜ス!を思い出しました。『好きな人が優しかった(PEACE!)嬉しい出来事が増えました』、まさにこれですね。優しくなくてもいいけど優しかったらそりゃ嬉しいです。



お互いを思いやれるし、すごく礼儀がいいし、絶対調子に乗りすぎないし、オタクにも優しいし、オタク人生は長いですが、今までで一番、本当に最高のアイドルを見つけたなと思います。一年も応援してないのに早まりすぎですかね。


みなさんもSEVENTEEN、どうですか?顔のいい男が13人もいるので1人くらい好きな顔がいますよ(たぶん)。




推しグループの宣伝をしたところでそろそろ終わりにします。

本当に何の役にも立たないつまんない文章しか書けない。最初の方のエントリーの方がまだマシでしたね。

ブスは記憶に残らない








私事(?)ですが推しグループのツアーが始まりました。というかもう本国3日間は終わって来週にはさいたまスーパーアリーナという大舞台に立ちます。

困った。来月くらいのつもりでいました。見た目体重1tくらいあるし、顔メチャメチャブスだし、心構えもできていません。




こういう見た目の話をすると「向こうからは見えてないよ」って言われるんですけど別に推しの目に出来るだけ可愛く映りたいとか、思ってる人はまあいるとは思うんですけど、私はそうは思わないです。

じゃあ寝癖に部屋着で視界に入っても大丈夫か?って言われると違うんですが。



そもそもアイドルの記憶にブスなんて残りません。ブスは彼らにとって日常の景色だからです。ブスオタクを見慣れてるので、今更新しくブスオタクを見ても何も思わないと思います。

可愛い子の方が記憶に多少引っかかる可能性もあるかもしれませんが、別に彼らの記憶に引っかかったところで何もなくないですか?

わたしは彼らを記憶するけど、彼らはオタクを一つのまとまりとして、そのペンライトの輝きを景色として記憶する、それがお互いの「コンサートの思い出」になるんだと思います。それでいいとわたしは思うからです。




実際のところ、アイドルが可愛いオタクに構ってるのも知っていますし、サイン会で手が空いた時に可愛い子の方をチラ見しているのも見たことがありますが、まあそれはもう男の性みたいなもんですよね。こっちも顔のいい男に集ってるのでお互いの本能みたいなもんです。



話が脱線しましたがやはりわたしは彼らの記憶に引っかかりたいから、可愛いと思われたいから見た目のことを気にしている訳ではありません。


じゃあなんの目を気にしているのかと言うと、オタクの目なんですよね。


他人ってそんなに自分のこと見てないよって言うじゃないですか。



見てます。オタクは特に周りのオタクを気にします。周りのオタクの推しを確認したり、服装やら体型を見たり、顔を見たりします。

何故そんなことをするのかは個人個人によって違うと思いますが、同担拒否なら周りに同担がいないか確認、いたら見た目をチェックして心でディスり顔を覚える、同担拒否でなくとも周りのオタクと自分を比べて優位に立ちたいところはあるのかなと思います。


相手を「ブス」とか「デブ」とか言う時ってだいたい自分の方がマシだと思ってる時だと思うんですよね。そういうつもりがなくても心の奥で蔑んでる人もいると思います。


オタクってすぐ晒すと思うんですが、理由は様々でも晒されたオタクが最終的に投げられる言葉は高確率で「ブス」です。

これってオタクがやたら他のオタクを気にしてる根拠の一つになりうると思うんですよね。



わたしはそういうの怖いし、そもそも「こんな生ゴミと見分けのつかないオタクが推しについてるんだ」とか思われたくないです。

アニメイト中学生が0で橋本環奈が10000だとしたら見た目に気を使うブスオタクは12くらいです。

でも0よりは12じゃないですか。ないよりある。
そもそも多々あるオタク悪口の中でブスだけは整形以外で直せないんですよね。それはもうしょうがないので、痩せるとか、可愛い服を着るとか、メイクでごまかすとか、他を磨くしかありません。

それが見た目に気を使うブスのメカニズムだと思います。



そういうわけで1週間で10kgくらい痩せようと思います。本当にできたらそれでブログ書いてアフィで稼ぐ。

でも本当に今意味もなく大量に食べることがよくあって、摂取カロリーが鬼のような数値になっているのでどうにかしたいです。肉切り包丁で足の肉などを削ぎ落としたい。



ここまで書いて思ったけどこんな尤もらしいこと書いてる人間メチャメチャ救いようのないブスなんですよね。読める人はわたしの顔知ってる人ばっかりだし鼻で笑ってください。








ここからは全然関係ないオタクの話をします。Twitterで140字ごとに投稿するのがめんどくさいオタクのことしか言いません。メモです。






推しが薄紫頭になってるんですが、あんまり似合ってないというか、まあ顔が世界最強に可愛いのでなにしても顔がいいんですけど、金髪の時よりは微妙なんですよ。


そもそも顔がいいし、灰青のカラコン入れてた時はもうドールかな?って感じだったんです。でもなんか違う。



白金の髪が当たりというよりもう場外ホームランみたいなレベルで良かったのもあるのですが、似合わないものもあるのかと思うと推しに人間みを感じましたね。

美容について全く詳しくないのでわからないのですが美容垢がこぞって言うイエベとブルベが関係してくるんでしょうか?


しかも紫頭なせいでいつもはピンク担当なのに今回水色なんですよね。

ピンクの方が似合うと思うので早急にピンクを割り当ててほしいです。ピンクを着ている顔のいい男が好きだというのもあります。


日本来るまでに髪色抜けたりしませんかね?毎日韓国の事務所方面に向かって髪色が抜けていく呪いでもかけようかな……でも珍しく本人がやりたいって言った髪色なので甘んじて受け入れたいと思います。オタクなので。



そもそもブリーチかけすぎて頭皮痛んで髪が溶けて毛根近く染められないくらいなのに紫を強行突破した推し、以前も髪を伸ばすなどでメチャメチャ負担をかけているのを考えると将来的な毛量が心配になるので髪はいたわって欲しいです。


推しがハゲたらどうしよう。
ハゲるまでアイドルやらないと思うし、今回雨に濡れた時の毛量は大丈夫そうだったんですが、要らぬ心配をするオタクなので…



当方毛量には自信がありますしいざとなったら毛根の提供も辞さない覚悟なので事務所はヤバイなと思ったら早めに連絡ください。そもそも毛根って他人から移植できるんですかね?できなそう。





あ〜本当にコンサートなのやばいな〜〜困ったな〜〜

最近とても涙腺が緩くてオタクのことですぐ泣いてしまうんですよね。歳をとったからなのかそれほどに好きなグループが初めてなのかは分からないんですが、本当に幸せすぎて泣くことがメチャメチャよくあります。


MVを見て泣き、ステージのイントロで泣き、発言で泣き、思い出して泣き、レポで泣き、みたいな感じです。

前回のコンサートも神戸という異国の地(?)で1人うちわを抱きしめて泣きました。怖っ。顔のいい男のうちわを抱きしめて泣く世紀末ブスを想像してみてください。メッチャ怖い。


しかもその後1人でホテルに帰るまでは幸せハッピッピだったんですが、ホテル着いた途端幸せすぎて鬱になり泣きながらお酒を飲んで虚無になっていた記憶があります。

神戸に旅立つ前は友達に「感想電話するね!」とか意気込んでたのですが全くそんなこと思い出しもしなかったですね。





てか明日来日らしいです。え?早くない?休む暇もないやん。1日くらい死んだように寝る日をとって欲しいですね。
とりあえず顔のいい男が吐く息が13人分増えることになったので、明日から息を多めに吸い少なめに吐くことにします。

いや〜〜人生楽しいな!推しがいるって素晴らしい。世界がきらめいて見えますね。

きらめくといえばKING OF PRISM。
KING OF PRISM-PRIDE the HERO-は全国の映画館で好評上映中です。とてもいい映画なので是非。



思いついたことそのまま書いてるから過去エントリー一教養のなさそうなブログになってしまった。ダラダラ書くのもあれですし、そろそろ終わります。



ps 来週の水曜と木曜を永遠に繰り返せる魔法をお持ちの方、方法をご存知の方がいらっしゃいましたらご連絡ください。